P4300096 建設中の群馬大学重粒子線治療施設を見学させていただきました。

 3人に1人ががんで亡くなるという今、重粒子線治療は今後最も期待される治療法のひとつです。

P4300092 重粒子線治療は、X線治療に比べて、腫瘍に的を絞った放射線照射が可能なため、まわりの正常な組織への損傷が少なく、又手術ができない方に対しての手術に代わる治療法としても期待されています。

 現在、国内でこの治療を行っているのは、千葉県にある放射線医学総合研究所と兵庫県立粒子線医療センターの2ヶ所ですが、来年からはこの群馬大学でも治療が開始されるそうです。


P4300080 施設全体の模型です。
右側にある円形のシンクロトロン加速器で炭素イオンを光速の70%まで加速させ、それを左上の治療室にいる患者さんの病巣に照射します。
 群馬大学の施設は、従来の施設よりずっとコンパクトにできているそうです。
「小型化」と「設置費用の削減」が、重粒子線治療装置の普及には必須の課題になっているのです。

 気になる治療費用は、全額自己負担になるので約300万円。
通院外来での治療も可能だそうです。
 そうなると、入院保険も大事だけれど、がん保険の「診断給付金」が役に立ちそうですね。

P4300098 帰りに、芝桜が満開の箕郷芝桜公園に立ち寄りました。

keiko